超過死亡数増加

超過死亡数増加が続いています。

超過死亡数とは?

毎年の死亡数を元に予測される死亡数の範囲に対して、実際の死亡数がどの位上回っているかの数値です。

たとえば、毎年の死亡数の予測結果が100-125人だとすれば、実際の死亡数が130人だった場合、超過死亡数の範囲は5-30人と提示されます。

超過死亡数が2022年以降増加

日本の超過および過少死亡数ダッシュボード1)によると、2022年以降超過死亡数が増加しています。この資料によると、新型コロナウイルスが原因の死亡や、外出自粛により病院を受診しなくなった事などによる間接的原因が考えられるとしています。

また、米国CDCの報告2)でも、2020年4月の時点での新型コロナウイルスのパンデミックによる超過死亡数増加を示しています。

超過死亡数増加の本当の原因は?

一方、日本の研究者により、超過死亡の原因として、新型コロナウイルスワクチンの接種を繰り返した事による様々な副作用が考えられるという報告3)が出ています。

この文献によると、日本は世界で最もm-RNAワクチンを接種しているにもかかわらず、2022年から2023年の超過死亡数が増加している事実を示しています。2023年には、日本の人口100万人あたりの超過死亡数が1400人を超え、米国の3倍に達したとしています。この現象は、ウイルス感染による死亡だけでは説明が付かず、度重なるワクチン接種が関係しているのではないかというものです。

このm-RNAワクチンにより体内で作られるスパイク蛋白質は、様々な病態を引き起こす事が知られています。心筋炎、脳血管疾患、血液凝固疾患、免疫異常による自己免疫疾患や癌の発生などが報告されています。

さらに、ワクチンにより作られたスパイク蛋白質が長期間存在し、ワクチン接種後しばらく経ってからも影響が出る場合もあるとしています。

当院でも、免疫力低下により帯状疱疹を反復した例や、脳血管内皮細胞障害により可逆性脳血管攣縮症候群を発症した例などを経験しています。

今後の課題

皆様も、2-3年前から街中で救急車をしばしば見るようになっていませんか?急病や重病で搬送される方が増えているという事です。

世界一ワクチンを打っている国民が、世界一の超過死亡数増加を示しているのです。

厚生労働省の予防接種健康被害者救済制度では、すでに累積9000件以上(死亡は約1000件)が認定されています。

こうした事実を、テレビや新聞などマスメディアでは一切報道しません。報道規制がかかっているのは明かですね。

参考

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立て続けに帯状疱疹を発症

立て続けに帯状疱疹を発症したケースを3例経験しました。

帯状疱疹の発症メカニズム

小児期〜成人期にかけてかけて水痘(水ぼうそう)に感染した後、三叉神経節や脊髄後根神経節の細胞に帯状疱疹ウイルスが潜伏感染します。その後様々な要因で免疫が低下した時に、帯状疱疹ウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症します。

症状は、片側の感覚神経に沿って痛みを伴う赤い発疹が出現する事と、治った後に神経痛の後遺症を残す事です。

立て続けに帯状疱疹を発症した症例

60代後半の男性です。

元々は片頭痛があって通院していた方です。市役所から推奨されて新型コロナウイルスワクチンを3回接種しました。その後、右顔面の発疹と痛みがあり皮膚科を受診、特徴的所見から右三叉神経領域の帯状疱疹と診断されました。

抗ウイルス薬で治療が開始されましたが、約1週間後に今度は左顔面にも同様の症状が出現、再び皮膚科で帯状疱疹と診断されています。

日本皮膚科学会のガイドライン1)によると、いったん発症するとブースター効果により免疫が強化されるため、頻繁に繰り返す事は通常ないとされています。

ましてや、この症例のように短期間で両側にまたがる帯状疱疹を発症する事は、極めて低い確率と思われます。

他にも、同様のケースを2例経験していますが、いずれも直近で新型コロナウイルスワクチンを複数回接種した経緯があります。

また、同ワクチン接種後に可逆性脳血管攣縮症候群を発症した症例もあります。

新型コロナウイルスワクチンの副作用

文献によると、新型コロナウイルスワクチンによる皮膚病変は少なからず発生しています。その中には、接種部位の発赤や腫脹、皮膚潰瘍、帯状疱疹などが含まれるとの報告です。2)

同ワクチンによる、帯状疱疹ウイルスの再活性化を示唆する報告もあります。3)

さらに、このワクチンにより生じる副作用として、アレルギーやアナフィラキシー、血栓症や血小板減少性紫斑病、心筋炎、顔面神経麻痺、ギラン・バレー症候群、てんかんなどが挙げられています。そして、これら副作用は分子生物学的にワクチンとの関連が推測されるとの報告もあります。4)

さらなる問題点

さらに、治療可能である帯状疱疹に対し、その深刻さを煽って帯状疱疹ワクチンを売ろうとする製薬会社の存在があります。5)

すでに製薬業界は、1. 薬は病人に売る → 2. 患者を造り上げて売る → 3. 健康な人にも売るというビジネススタイルになっています。

ワクチンビジネスは、利権以外の何者でもありませんね。

引用文献

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パーキンソン病にヨガ療法

パーキンソン病にヨガ療法が有効である事が報告されています。

パーキンソン病の運動症状は、

  • ①無動(動作が遅くなる)
  • ②姿勢反射障害(転びやすくなる)
  • ③安静時振戦(手足が振るえる)
  • ④筋固縮(筋肉がこわばる)
パーキンソン病にヨガ療法

の4つですが、このうち①②④に対しては、 一般的なリハビリテーション以外に、ヨガ療法が有効であるという報告があります。 パーキンソン病とポリファーマシーでお伝えしたように、数種類の薬を処方されているケースを見かけます。効果が不充分だと、次々に薬を上乗せする治療では、次々に副作用が出てきます。副作用が出たら、そのための薬がさらに追加されるという有様です。 最小限の薬で最大限の効果を出す方法として、ヨガを検討してはどうでしょうか?

引用文献

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しびれと麻痺

しびれと麻痺を間違えて表現される方がいらっしゃいます。

しびれと麻痺

「しびれ」は感覚系の障害で、「麻痺」は運動系の障害です。 手のしびれの場合、

  • ・手がジンジンする
  • ・手がビリビリする
  • ・手がピリピリする
  • ・手の感覚が鈍い

などと表現されます。 手の麻痺では、

  • ・手が上がりにくい
  • ・物を落としやすい
  • ・物を握りにくい

などとなります。

しびれは痛覚の軽い状態で、様々な神経痛で現れる事もあります。 たとえば、顔がしびれる状態と顔が麻痺して動かない状態では、意味が異なってきます。

一般に、脳の病気では、顔面や手足の片側に症状が出ます。脳以外の原因では、必ずしも片側とは限らず、病気によって様々なパターンとなります。

こうした症状が気になる方は、脳神経内科を受診するようお勧めします。

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頭痛のない片頭痛

頭痛のない片頭痛も存在します。

片頭痛は英語ではmigraineであって、決してheadacheとは言っていません。 実際、片頭痛の頭痛以外の症状は多く、頭痛を伴わずこれらの症状だけの場合があります。

・吐き気、嘔吐 ・めまい、立ちくらみ・乗り物酔い・視野に光が見える(閃輝暗点)・肩や首のこり ・倦怠感 ・イライラ感 ・体のむくみ ・眠気やあくび

これは、片頭痛の病態が大きく分けて二面性があるためです。

  • ・脳血管の収縮と拡張
  • ・三叉神経系を中心とした脳内伝達物質の変化

伝達物質の変化により、脳の様々な感覚の過敏性が生じます。

例えば、前庭系はめまいに関係しますが、この系統の過敏性が表れた場合はめまいを伴う片頭痛(前庭性片頭痛)となります。耳鼻咽喉科領域で、良性発作性頭位めまい症という回転性めまいと吐き気を生じる疾患があります。耳石という三半規管内の石の動きに関係し、頭の向きが変わると症状が出現するものです。 片頭痛患者さんの問診をしてみると、過去に良性発作性頭位めまい症と診断されたとか、乗り物酔いしやすかったという方が少なからず見られます。その後めまいを伴う片頭痛に移行し、前庭性片頭痛と診断したケースです。実は、過去の良性発作性頭位めまい症は、めまいだけの前庭性片頭痛だった可能性があります。

また、周期性嘔吐症という、小児の病態があります。片頭痛のように周期的に吐き気や嘔吐を繰り返す疾患です。この既往のある方が、成人して片頭痛に移行した例もあります。

こうしたケースは、頭痛のない片頭痛の例でしょう。

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L-DOPA製剤服用の工夫

L-DOPA製剤服用の工夫があります。

パーキンソン病治療薬のメインであるL-DOPA製剤については、服用方法の工夫で効果が違ってきます。L-DOPA製剤は小腸上部長鎖中性アミノ酸輸送系を介して吸収されます。

したがって、蛋白質が分解されてアミノ酸の一部がL-DOPA製剤の吸収を妨げるため、低蛋白食の方が効きやすくなります。日中の活動時間に少しでも薬の効果を発揮できるよう、朝昼は低蛋白食にし、夕食で蛋白質を多めに摂るのが良いでしょう。

また、胃液の酸性度が強いほどL-DOPA製剤は溶けやすくなり、吸収率が上がります。 食後でなく空腹時に服用するという方法もありますが、吐き気を生じやすくなるため、ケースバイケースです。

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パーキンソン病とポリファーマシー

パーキンソン病とポリファーマシー(多剤併用)は、多くの治療薬が出てきた現在、重要な課題です。以下に、その関係性と問題点、注意点を解説します。

パーキンソン病は、ドーパミンを作る脳の神経細胞が徐々に減っていく進行性の神経変性疾患です。主な症状は以下の通りです。

  • 振戦(ふるえ)
  • 筋固縮(筋肉のこわばり)
  • 動作緩慢(動きが遅くなる)
  • 姿勢反射障害(バランスが取りにくくなる)

治療の中心はドーパミン補充療法(例:L-ドーパ製剤)ですが、症状に応じて他の薬剤も使われます。

ポリファーマシーとは、必要以上の薬を併用する状態を指します。高齢者や慢性疾患患者で起こりやすく、副作用や薬物相互作用のリスクが高まるため問題視されています。

パーキンソン病におけるポリファーマシーの問題点

  1. 薬剤数の増加パーキンソン病では、運動症状だけでなく非運動症状(うつ、不眠、便秘、幻覚など)に対する薬剤も必要になりやすく、服薬数が自然と増える傾向があります。
  2. 薬物相互作用のリスクたとえば、抗精神病薬の一部(リスペリドンなど)はドパミンを遮断する作用があり、パーキンソン病の症状を悪化させる可能性があります。
  3. 副作用による悪循環例:L-ドーパの長期使用によりジスキネジア(不随意運動)が生じ、それに対処するためにさらに薬が追加される。
  4. 認知機能障害との関連抗コリン薬などは高齢者の認知機能を悪化させることがあり、注意が必要です。
  5. 服薬アドヒアランスの低下多剤併用は服薬の自己管理を困難にし、服薬ミスが増える可能性があります。

対応策・工夫

  • 定期的な薬剤見直し
  • 医師・薬剤師・看護師のチーム医療によるフォロー
  • 症状ごとの薬剤選択を慎重に
  • 非薬物療法(リハビリ、運動療法)の併用
  • 服薬支援ツールの活用(お薬カレンダーなど)
  • まとめ

パーキンソン病では、進行や多様な症状によりポリファーマシーに陥りやすく、それが新たな健康リスクとなる場合もあります。適切な薬物管理と多職種連携が重要です。

✅パーキンソン病患者のためのポリファーマシーチェックリスト

①薬剤の全体把握

  • 現在飲んでいる薬(内服・貼付薬・点眼薬など)をすべてリスト化している。
  • 医師・薬剤師にすべての薬の情報を伝えている(市販薬・サプリも含む)。
  • 同じ効果の薬が重複していないか確認した。

②有害事象・副作用のチェック

  • めまい・転倒・ふらつきが薬によるものかもしれないと説明を受けた。
  • 幻覚や妄想、不眠、興奮など精神症状が薬剤の影響で悪化していないか確認した。
  • 消化器症状(便秘、吐き気など)や排尿障害が薬に関連していないか評価した。
  • 認知機能の変化に気づいたら、薬の影響を疑って相談している。

③処方の適正評価

  • 長期間使っている薬が本当に必要か医師と相談している。
  • 症状が落ち着いている薬は減量・中止の可能性を検討している。
  • 抗コリン薬など、高齢者にリスクがある薬を必要最低限にしている。
  • 薬を増やす前に、他の方法(リハビリ・環境調整など)を検討した。

④薬物相互作用の確認

  • パーキンソン病治療薬と他の薬の相互作用リスクをチェックしている。
  • 抗精神病薬・制吐薬など、ドパミン遮断作用のある薬の使用は避けている。
  • 他院・他科で処方された薬も情報共有されている。

⑤服薬管理の支援

  • 飲み間違いや飲み忘れがないように服薬カレンダーやピルケースを使っている。
  • 服薬タイミングが複雑になっていないか、簡素化を検討している。
  • 定期的に薬剤師による服薬指導・薬の整理を受けている。

⑥チーム医療・本人参加

  • 本人や家族が薬の内容と目的を理解している。
  • 医師・薬剤師・看護師などの連携が取れている。
  • 自分の症状と薬の関係に関心を持ち、質問や相談をしている。

このチェックリストは、通院時や薬剤師との面談時に活用する事で、不要な薬の削減、副作用の予防、生活の質の向上につながります。 かつて当院に勤務していた中坂先生が名著を書かれています

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ブログを始めた理由

ブログを始めた理由を説明します。

いったい何が本当の医療かを探るため、そして、改めて自分自身が勉強をし直すためにブログを書く事にしました。

インターネット上には、様々な医療情報が入り乱れています。それらの中で、一体何が正しい情報なのかを判断するのは難しいと思います。新聞や雑誌、テレビ番組、広告などの誇張された医療情報も加わり、混乱と不安に陥るばかりではないでしょうか。

商業主義でばらまかれた情報や、思い込みで書かれた底の浅い情報がいくらでもあります。そうした中で、このブログを読まれた方が、正しい判断をしていただければ幸いです。

主観と根拠を元に書いていますので、誤った事が含まれるかもしれませんが、ご自分の目で判断されるようお願いします。

今後ともよろしくお願いします。

もご覧ください。

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